小説風に。
ここ最近仲が良かったのですが、
久しぶりに。
今日は小説風に書いてみました。
・喧嘩をすると、彼はいつでも君の考えは信じられない、こうなればこう思うのが一般的な真理だろうと言ってくる。
そんないわゆる一般論が通用するのが夫婦というなら、世界のと言っては大げさかもしれないが、日本の離婚率は大きく下がるに違いない。一般論が通用し得ないのが一般的であることを彼は理解していない。
彼は彼の中の理想的な一般論の範疇でしか思考できないのだ。
そうして彼は「少し散歩に出かけてくる」と言い、部屋を出て行き小一時間ほど帰ってこない。
こういう時は出かけた側のほうが精神的に特だ。待っているという側は、例え好きな事をしていたとしても、'帰りを待っている'という状況は変えられない。いくらその事を考えていないとしてもいつ帰ってくるのかというのが、どこか頭の片隅から離れない。いつ帰ってくるかと期待しているわけでもないとしても、帰って来れば来たで、帰ってきたな、という構えになる。
すぐに出かける彼を疎ましく思う。